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OCRって何? 何に使えるの?

2020.10.22
OCRで文書のデジタル管理

OCRって何?

OCRとはOptical Character Recognitionの略です。
紙に印刷や手書きされた文字を読取り、デジタルデータとして変換する機能です。

OCRの歴史は古く、戦前から研究がおこなわれていました。日本においては郵便事業自動化を推進するため、本格的な実用化に向けて取り組まれるようになりましたが、進化過程におけるOCRの精度はあまり高くなく、実活用の場面で大きな効率化に結びつかないことから、それほど広くは普及していませんでした。
しかし近年、コンピューターの精度の向上等もありOCRの精度も飛躍的に向上し、再度注目を集めています。

OCR装置の海外製と国内製の違いは?

OCR内の比較になりますが、現在は複数の企業が製品を出しており、それぞれに特徴があります。

まず名刺や請求書など、決まったフォーマットがない場合、AIを利用して項目が置かれている場所を特定し、人間が判断するように識別するのが得意なOCR機能があります。例えば名刺上のどこにある文字が名前なのか、人間であれば簡単なことですが、コンピューターで瞬時に判断することはこれまでは難しかったのです。それがAIによって可能になりました。また申込用紙等の場合「名前」又は「氏名」と異なる項目名になっているときがありますが、これらも機械では判別できませんが、OCR内のプログラミングによって、このようなことを学習させ、コンピューターで判断できるようすることも可能になります。

また手書きの場合、これも形が一様ではないため、あらゆるパターンを検証してコンピューターが特定の言葉を検出し、それをデジタルデータとして変換することもできます。特にアルファベットであればわずか26個の文字を判別すればいいだけなので、それほど難易度は高くありませんが、日本語や中国語であれば非常に多くの文字が存在するため、判別が容易でないことは想像に難しくないと思います。

海外のOCR装置では前社のAI機能が優れていますが、後者の手書き機能が弱く、国内のメーカーでは後者の手書きが強いという傾向もあります。現在はAI機能が優れている海外の製品を利用し、日本語変換のところを国内のメーカーが充実させているというパターンもあります。

このようにOCRには様々な課題があり、それらが近年急速に解決されてきたことによりOCRの利用が高まってきたのです。

OCRはどんなふうに使えるの?

大量の名刺や書類を管理することは、場所をとることになりますので、まずはその物理的問題が解決されます。昨今のペーパーレス化に一躍かうわけです。

さらに名刺や書類をはじめ、様々な紙文書の読取りを行うことで、書類をデジタルデータとして保存し、それをデータベース化して必要なデータを検索したりすることが可能になります。
そこから必要な情報を取り出したり、加工したりするのは、紙であれば大変手間のかかる作業になりますが、デジタル化できればこれらの問題は一気に解決されることになります。

現在は紙を使う場面が少しずつ減ってはきていますが、過去における文書や、紙で行うことが慣例である名刺等はまだまだ無くならないでしょう。したがってOCRの導入は企業活動の効率化に、今後もなくてはならないものであると考えられます。
ぜひ、OCRを利用して、業務の改善をはかられてはいかがでしょうか。

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